こどものつぶやき -後編-
|Posted:2014/06/16 16:20|Category : 未分類|
こどものつぶやきの続きを…と思いつつ、なかなか気持ちが向かいませんでした。というのも、最初は面白い、楽しいと 思いながら読んでいた言葉だったのですが、無邪気に発する言葉の中には、「えっ?これって幼児の言葉?」とドキッとするものがあったのです。
大人同士の会話なら何ということもないのですが、既に幼児の世界にまで入り込んでいる大人の感覚に、今の時代のカオスを感じてしまいました。
幼児はまるごと感覚器官として外の世界と出合っているといいますが、すごい超能力で大人の言動をまねしながら、その意味さえキャッチして使いこなします。そこには善し悪しの区別は存在せず、自分を取りまく全てに愛と信頼をもって対峙し、吸収しているのだろうと思います。大人の世界がよいことだらけならいいのですが、多分不安や不満、猜疑心や損得に満ち、そんな渦の中にこども達は巻き込まれているのではないでしょうか。
こどもの心は純粋ですから、そのありのままを受け入れ、様々な形で表出しています。
こどものつぶやきの続きを記します。幸い、このつぶやきからは、愛情を受けて育つこどもの姿が浮かんできますので、最初は大いに笑って、その次には、ことばの奥に横たわっている大人の姿を思い浮かべてみましょう。
「私、まねされても大丈夫かな?」…と。
=つぶやき05年版=
○その1
せんせい「みんな おもしろい顔をしてみようよ」
こどもA 「おかあさんのかお…がみがみがみ」
こどもB 「おとうさんのかお…よっぱらいよっぱらいよっぱらい」
と言いながら面白い顔をしていた。
○その2
3歳のAちゃん
こども 「ママの あんよとまゆげが すきなの」
せんせい「どうして?」
こども 「だって パリパリだから」
○その3
紙に書いたお金でお買い物ごっこをして遊んでいたMちゃん
こども「ねえ、せんせい わたしってお金いっぱいもってるんだよ…
・ ・ ・
じつは…」
○その4
ままごとの遊びのおみせやごっこ
Tくん「イスは いりませんかー」
と おへやのイスを売り出した
イスを買ったH君
「せんせい きょうイスもってかえっていい?」
せんせい「あら ごめんなさい、それはようちえんのだから だめなのよ」
=つぶやき06年版=
○その1
こども 「わたしね、からだも あしも かおも じぶんであらっちゃった」
せんせい「すごいね」
こども 「大人になる れんしゅうなんだ」
○その2
連日の雨のあと やっと晴れたある日
Aちゃん「きょう はれているのは てるてるぼうずの おかげよね」
Bちゃん「かみさまが あめよとまれって いったんだよね」
○その3
こども 「せんせい おれね Mちゃんのこと すきですきで すきですきで たまらないんだよ」
せんせい「あら そう それでMちゃんのきもちは どうなの?」
こども 「あいしてるっていってくれたよ でもね なやんじゃうんだよなー」
せんせい「どうして?」
こども 「だって すきだけど あいしてるかっていうと わからないんだよ」
せんせい「すきとあいしてるは ちがうの?」
こども 「それが ちょっとちがうんだよなー」
せんせい「ふーん そうなんだ」
○その4
こども「Kのあし 2つじゃなくて 3つになりたい」
母 「3つって なんで?」
こども「トラみたいにして あるきたいから」
兄 「じゃあ 4つじゃん」
こども「そうかー あしが4つで あしがはやくなりたい
それで あしがながーくて それで めも トラみたいによくみえるほうがいい つよいから…」
=つぶやき07年版=
●その1
巨大ぐも発見
Aちゃん「へやじゅう くものすだらけになったら どうする?」
Bちゃん「そしたら くものすのうえで おべんとうたべようよ!」
●その2
遠足前日の大雨、晴れているのに雨が降っているのをみて
Aちゃん 「なんで あめ ふってるのかなぁー?」
Bちゃん 「わかった! ちきゅうが あせかいてるんだよ」
せんせい「…なんで?」
Bちゃん 「だって がんばって あしたはれにしようとしてるから」
●その3
てるてる坊主を作っているとき
こども 「てるてるぼうず つるして~」
せんせい「はい、どこにつるす?」
こども 「そらに いちばん ちかいとこ!」
●その4
こども「わたしね、せんせいだいすき!
だって いつも うれしいかおしているんだもん」
●その5お弁当の時間に
こども「ぼく おかあさんのつくるごはんが いちばんすきなんだ。
おかあさんんが ぜんぶたべてねって いったから ぼく ぜーんぶたべたよ」
=つぶやき08年版=
●その1
小枝にかかっている蜘蛛の巣を見つけて
こども「せんせい みて! かんらんしゃみたいだね」
●その2
毎日、登園してからずっと泣き続けていたAちゃん
朝の集まりでみんなの手遊びを見ていて
Aちゃん「あれ? なみだがとまった!」と目の下に手をやる
●その3
かいこの赤ちゃんが幼稚園にきた
こども「これ しらす?」
●その4
男の先生が一人の男の子に
せんせい「おまえは おんなのこにやさしいな」と言うと
・ ・ ・ ・
こども 「うん おれ いけるこにはやさしいんだ」
せんせい「???」
●その5
空を見上げて
こども「くもがうごいているよ かいじゅうみたいだね」
(c) .foto project
大人同士の会話なら何ということもないのですが、既に幼児の世界にまで入り込んでいる大人の感覚に、今の時代のカオスを感じてしまいました。
幼児はまるごと感覚器官として外の世界と出合っているといいますが、すごい超能力で大人の言動をまねしながら、その意味さえキャッチして使いこなします。そこには善し悪しの区別は存在せず、自分を取りまく全てに愛と信頼をもって対峙し、吸収しているのだろうと思います。大人の世界がよいことだらけならいいのですが、多分不安や不満、猜疑心や損得に満ち、そんな渦の中にこども達は巻き込まれているのではないでしょうか。
こどもの心は純粋ですから、そのありのままを受け入れ、様々な形で表出しています。
こどものつぶやきの続きを記します。幸い、このつぶやきからは、愛情を受けて育つこどもの姿が浮かんできますので、最初は大いに笑って、その次には、ことばの奥に横たわっている大人の姿を思い浮かべてみましょう。
「私、まねされても大丈夫かな?」…と。
=つぶやき05年版=
○その1
せんせい「みんな おもしろい顔をしてみようよ」
こどもA 「おかあさんのかお…がみがみがみ」
こどもB 「おとうさんのかお…よっぱらいよっぱらいよっぱらい」
と言いながら面白い顔をしていた。
○その2
3歳のAちゃん
こども 「ママの あんよとまゆげが すきなの」
せんせい「どうして?」
こども 「だって パリパリだから」
○その3
紙に書いたお金でお買い物ごっこをして遊んでいたMちゃん
こども「ねえ、せんせい わたしってお金いっぱいもってるんだよ…
・ ・ ・
じつは…」
○その4
ままごとの遊びのおみせやごっこ
Tくん「イスは いりませんかー」
と おへやのイスを売り出した
イスを買ったH君
「せんせい きょうイスもってかえっていい?」
せんせい「あら ごめんなさい、それはようちえんのだから だめなのよ」
=つぶやき06年版=
○その1
こども 「わたしね、からだも あしも かおも じぶんであらっちゃった」
せんせい「すごいね」
こども 「大人になる れんしゅうなんだ」
○その2
連日の雨のあと やっと晴れたある日
Aちゃん「きょう はれているのは てるてるぼうずの おかげよね」
Bちゃん「かみさまが あめよとまれって いったんだよね」
○その3
こども 「せんせい おれね Mちゃんのこと すきですきで すきですきで たまらないんだよ」
せんせい「あら そう それでMちゃんのきもちは どうなの?」
こども 「あいしてるっていってくれたよ でもね なやんじゃうんだよなー」
せんせい「どうして?」
こども 「だって すきだけど あいしてるかっていうと わからないんだよ」
せんせい「すきとあいしてるは ちがうの?」
こども 「それが ちょっとちがうんだよなー」
せんせい「ふーん そうなんだ」
○その4
こども「Kのあし 2つじゃなくて 3つになりたい」
母 「3つって なんで?」
こども「トラみたいにして あるきたいから」
兄 「じゃあ 4つじゃん」
こども「そうかー あしが4つで あしがはやくなりたい
それで あしがながーくて それで めも トラみたいによくみえるほうがいい つよいから…」
=つぶやき07年版=
●その1
巨大ぐも発見
Aちゃん「へやじゅう くものすだらけになったら どうする?」
Bちゃん「そしたら くものすのうえで おべんとうたべようよ!」
●その2
遠足前日の大雨、晴れているのに雨が降っているのをみて
Aちゃん 「なんで あめ ふってるのかなぁー?」
Bちゃん 「わかった! ちきゅうが あせかいてるんだよ」
せんせい「…なんで?」
Bちゃん 「だって がんばって あしたはれにしようとしてるから」
●その3
てるてる坊主を作っているとき
こども 「てるてるぼうず つるして~」
せんせい「はい、どこにつるす?」
こども 「そらに いちばん ちかいとこ!」
●その4
こども「わたしね、せんせいだいすき!
だって いつも うれしいかおしているんだもん」
●その5お弁当の時間に
こども「ぼく おかあさんのつくるごはんが いちばんすきなんだ。
おかあさんんが ぜんぶたべてねって いったから ぼく ぜーんぶたべたよ」
=つぶやき08年版=
●その1
小枝にかかっている蜘蛛の巣を見つけて
こども「せんせい みて! かんらんしゃみたいだね」
●その2
毎日、登園してからずっと泣き続けていたAちゃん
朝の集まりでみんなの手遊びを見ていて
Aちゃん「あれ? なみだがとまった!」と目の下に手をやる
●その3
かいこの赤ちゃんが幼稚園にきた
こども「これ しらす?」
●その4
男の先生が一人の男の子に
せんせい「おまえは おんなのこにやさしいな」と言うと
・ ・ ・ ・
こども 「うん おれ いけるこにはやさしいんだ」
せんせい「???」
●その5
空を見上げて
こども「くもがうごいているよ かいじゅうみたいだね」
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