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「成長」

 2ヶ月毎に発行される相模楽器の機関紙「Qおん」に連載させていただいている私ですが、7月発行の文に、ひとりの卒園生の成長の姿を取り上げました。
その彼は、全日本種目別選手権の「ゆか」の競技で世界切符を手にしたとの快挙で、今まさに人々の注目を集めています。幼い彼と出会った私は、彼への応援文として「Qおん」に寄稿した文そのままをここに登場させたいと思います。 

□■□ 「成長」 □■□

 人生も終盤になってきますと昔のことをよく思い出すと言いますが、一方では昔のことを片っ端から忘れてしまうことも多くなり、まるでシーソーに乗って上がったり下がったりしているかのような記憶力となってきました。

長年の幼児教育人生で出会った人達は数知れず、そんな数多の人達もいつしか忘却の彼方に旅だってしまい思い出すことは困難になってきています。でもひょんな時に現在の私の記憶の中に立ち寄って、一瞬のうちに昔を呼び覚ましてくれることがありますが、ケンケン(愛称)のニュースもそんな感じで飛び込んできました。
1~2年前に彼の活躍ぶりを親しい友人が知らせてくれ、と同時期に新聞やテレビでも「天才少年」等と報じていましたので「スゴイナー」と感心したのですが、今度も朝日新聞のスポーツ欄に登場している彼と再会することができました。
それは、今秋開催される世界選手権の選考会でのことです。
16才の白井健三くんが体操の種目である「ゆか」で、オリンピック金メダリストの内村選手に次ぐ得点で肉薄したというニュースです。ケンケンのご両親は揃って「体操」の指導者であり、ご自身でスポーツ教室を立ち上げ若手の指導に全力を注がれていると風の便りで聞いていますし、お子さん達(3兄弟)全員が運動に長けていますのでさも有りなんと思いますが、私には以前ケンケンが何かのインタビューに答えていた言葉が心に残っています。
今回も演技の難度を示すDスコアでは内村選手を上回ったそうですが、何故そこまで出来るようになったのか?の質問に対して、彼は、「トランポリンが楽しくて遊んでいる内に出来るようになった」と答えたのです。それを聞いて、ヤッター!と私はワクワクしました。幼児期のケンケンとすぐに重なったのです。大きくて真っ黒な瞳をクリクリ動かし好奇心一杯、いつも満面の笑顔、そして誰よりも身軽な身のこなし…。木登りが上手だったなー、走るの速かったなー、一つ年上の女の子の遊びが創造的だったのでケンケンはその子に魅力を感じていたのかよく一緒に遊んでいたっけ…。そうそう、仲間を集めて楽隊ごっこをして遊んでいた彼女の発案で、ある日お客さんを集めて発表会をすることになり私も観客になって見に行ったことがありました。その時のケンケンは年下ということもあって他の仲間と一緒に黒子の役。発想豊かなリーダーはその場の雰囲気でやることを変え、黒子役にいろいろな合図を飛ばすのですが、それをいち早く察知して動くのがケンケン、なんと脇役なのに光っていました。多分、誰よりもその遊びを楽しんでいたのでしょう。
動きが素早く的確な判断、そして楽しむ心はこんな遊びの中にも既に表れていました。今の私は、もし彼がオリンピックに出るなんてことがあったらブラジルまで応援に行こうかななんて思っています。本当にそんな夢も実現しそうな嬉しいニュースでした。
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popo

Author:popo
●笹井鳩子profile

 中央林間にある大和田園幼稚園に6年、横浜鶴見の橘幼稚園に34年勤務。(内28年を園長として、2年を顧問として務める。)
長い間幼児教育の道を歩む中で、シュタイナーの人間学に出合い教育観を深める。
また、経験を通して「人は人の中で人となる」を実感する。
退職後、「自らの手で作る喜びを味わう」・「人が出会い絆を結ぶ」、この二つを実現すべく、創造と交流の場として『創造空間Lula & Popo』を開設。

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